梅ばあさんの家に関する調査

調査記録 #2 / 2010/08/14 — 家屋への初訪問
本記事中の写真は、家屋および周辺の特定を防ぐため、強くぼかしを入れています。
2010 年 8 月 14 日、お盆休みで実家に帰ったついでに、私は初めて一人でその家に近づいた。
子供の頃から「行ったらいかん」と言われていた家を、24 歳になってようやく自分の目で見にいった、という、ただそれだけのことである。

道のり

実家を出て歩いて数分のところから山道に入り、そのまま 10 分もかからないくらい。蝉の鳴き方が、ある一線を越えると急に弱くなった。これは思い込みではない。後で同じ場所を録音してみたが、やはり、ある地点を境に確実に音圧が落ちる。理由は分からない。

家屋の正面。引き戸は閉まっている。
家屋の正面 (2018/08 撮影に置換掲載)。引き戸は閉まっており、桟に白い髪が一筋残されていた。

家屋の状況

引き戸を開けるかどうか

かなり迷った。結論として、この日は開けなかった。
理由を書く。引き戸の前に立った瞬間、明確に、私の体が「これ以上前に出るな」と判断した。後ろから誰かが私を肩で押さえているような、物理的な抵抗を感じた。気のせいだとは思えなかった。

「あんた、入ったらいかん。中の人がまだ片付けとらんけん。」 — 帰路、近くで畑仕事をしていた女性 (推定 70 代) より

「中の人」が誰のことなのか、聞き返したが答えてもらえなかった。子供の頃から散々聞かされてきた「あそこは入ったらいかん」と、まったく同じ口調だった。

> 続き: 2014/06/22 — ある親戚の方の話
< 前: 1998/11/03 — 最初の発見

記事公開: 2010/09/01 / 写真追補: 2018/09/02
アクセスカウンタ 000033112